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テーマ(4) 高齢化対策
高齢化対策というと幅の広い問題でありますが、まず介護保険についてお話させて頂きます。介護保険制度が4月から実施され実際に運用されていくなかで、介護を要するお年寄りを抱える家族からいろいろな不満がでてまいりました。まず、要介護の認定において市町村や認定者によりばらつきがある事です。例えば、状態に波のあるお年よりの重症度の認定にそのタイミングによってずれが生じやすいことなどです。これについては、認定を複数回行うこと、複数の認定者に判定させ、それを平均化することなどでかなり改善されてきています。しかし、まだ制度が始まったばかりですので、公平、公正で信頼性のある認定を行っていくには、場合により認定基準の見直しも必要であると考えます。
もう一つには、介護保険料と実際のサービスの内容のバランスがとれていない、料金の割にサービスの内容が貧弱、不親切であるという意見があります。これについては、これから各市町村で整備、改善していくべきと思います。それから、市町村によりサービスの提供の能力に応じた料金設定は当然であるので、これは止むを得ないと思います。しかし、自治体間の、介護サービスの水準のばらつきは、施設補助や再保険制度の導入によって、出来るだけ早く改善していく必要があると思います。
ところで、少子化高齢化の進展により、生産年齢人口割合の相対数の減少が進んでおり、諸裏は生産年齢人口の減少に至ります。そうなれば、生産性が変わらなければGDPは確実にマイナスになり、国の力はどんどん失われ、様々な社会保障制度が立ち行かなくなります。これは由々しき問題であります。
そういった事態を阻止するには、65歳以上でも現役の労働者として動いていただくシステム作りが重要です。例えば、公務員や民間企業の従業員の定年延長をすることや、従来とは違った勤務形態、勤務場所を提供していくことです。具体的には、IT化をうまく利用して、SOHO(Small
Office Home Office:自宅近くのサテライトオフィスや家庭において、パソコン・ネットワークなどを利用して仕事をすることの意)を進めることなどで元気な高齢者をつくり、その高齢者をうまく生産年齢人口に引き戻して、そして全体として日本の働く人の割合や絶対数が減らないような体制作りが、これからの日本にとって大事であると考えます。
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